事故予防について

 わが国の人口動態調査をみなすと乳児死亡(0歳)は「先天異常」が1位を占めますが、1〜4歳、5〜9歳、10から14歳の各年齢では「不慮の事故及び有害作用」が死亡原因の第1位を占めています。乳児死亡は世界で1番少ない国になっていますが、事故で亡くなる子どもは先進国に比べても多く、アジアでもシンガポール、香港よりも多い状態です。
 子どもを事故から守る事は子どもたちを健全に育てるためには重要なことです。
子どもの事故予防の対策としては、
 1つ目は保護者を中心に事故防止の知識などを啓発・普及することです。
 2つ目は事故を防止ための製品(安全グッズ)の開発など技術的な開発です。
 3つ目は法的規制です。
 1997年に6歳未満の子どもの自動車乗車中の事故による死傷者は8,808人となっており増加傾向にあります。又チャイルドシートを着用していなかった時の死亡に至る割合は、着用していたときの9倍、重症率は3倍という結果もあり、2000年から6歳未満のチャイルドシートの着用が法制化は、当然のことと思われます。
 子どもの事故は年齢と共に増加すること、年齢により起こる事故に特徴があり、0歳の生後5ヶ月まで窒息、6〜12ヶ月は誤飲・中毒、12ヶ月〜17ヶ月では溺水・外傷、火傷が多く、特に生後12〜17ヶ月に多く起こっています。又、事故の多くは保護者と一緒にいるときに起こっていることはちっとした油断から事故が起こっている事を示しています。
 平生から事故に対するチェックに心がけるべきと思います。和歌山県下の保健所が用いている安全チェックリストを参考に一度チェックしてみてはいかがでしょうか。                                          (4ヶ月児用) (1歳6ヶ月児用) (3歳児用)

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