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n~熊野参詣と切目懐紙~
n古来、印南町を含む紀伊半島南部一帯は、「熊野」と呼ばれていました。
クマノには霊魂のこもる地としての意味があるらしく、はやくから霊山として信仰を集めていました。
 死者の魂は熊野へ行き、熊野に行けば死者の霊に会える、そう信じられていたのです。
 けわしい山に囲まれているにもかかわらず、平安時代には、京都から多くの皇族や貴族が熊野を訪れました。
 それに伴い発展したのが熊野街道です。
 その熊野街道に沿って、熊野権現の分身とされる王子社(俗にいう九十九王子社)が配列されたのは平安時代といわれています。