和歌山宅建協会が本年創立50周年を迎えました。

輪宝順一 会長

平年とはかなりかけ離れた天候や季節感を感じる今年ですが、やはり地球規模での変化が世界的に続いている影響なのでしょうか。

ところで、和歌山宅建協会が本年3月を以って創立50周年を迎えました。
一口に50年と言ってもそれが長い年月なのか短い年月なのか、時間の流れの感覚としてとらえることは、それぞれ個人的には違ったものなのかもしれません。
しかし半世紀の時間的単位で捉えるならば、一般的常識としてはかなり長い年月になるのではないでしょうか。

世の移ろいと、わが身に起こった色々な出来事を考えても、1週間では語りつくせないこの50年間に込められた深い思いがあります。
信長様は「人生わずか50年・・・・」とおっしゃったが、今はそれよりもはるかに長い年月が人生となります。
とても「わずかとは云えないのでは?」いやいや人生は何年であっても「わずかなものだよ」と言う言霊が聞こえてきそうな気もしますが。
しかしなにはともあれ、生ある限り人は人らしく人として生きなければならない宿命を背負っているのだから、その時間を意義あるものとして使っていきたいものです。

さて 社団法人和歌山県宅地建物取引業協会が歩んできたこの50年
昭和35年3月起点となりますが、この今まで、組織として維持継続させてきた先人の労苦を想えば、頭の下がる思いがいたします。
100年に一度の経済危機と云われる今日であっても、近日中には公益認定を許可された新しい法人組織として和歌山宅建協会を守り、発展させていかなければなりません。
消費者保護とその利益を擁護し、会員の安定を図り、社会に対する公益を追求することが永遠の課題であることは今後とも変わることはありません。
はるか昔に想いを巡らせば、外国に侵略されることもなかった平和な江戸時代、徳川幕府フランチャイズの元で250年ものあいだ続いた「太平の世」のような安定がこれから先に訪れることは有り得ないかも知れませんが、和歌山宅建協会の私たち会員は、ファミリーとして守り育て、いつまでも永続させていきたいものです。

(未来 50年に向けて)
リーマンショックから早2年が過ぎました。経済面では未だに日本は円高 株安 土地安に悩んでいます。
デフレが克服できない。
失業率の改善ができない。
大企業は自社の防衛の為海外への設備投資を積極的に行っています。
自由貿易協定(FTA)の恩恵を最大限享受する為にASEANへの投資がこれからも急増することでしょう。
全ての構造が変わったのです。
大きく変わったものは何でしょうか。
変わらないものは何でしょうか。
人の気持ち人情も変わったのでしょうか。
変化したもの変化しないもの、そのことを肌で感じることが、これからの生活の中で大切な能力になってきます。

事業においても、なにがしかの活動においても、生きていくと云う根本においても、適応していける力が備わっているのといないのでは随分違ったものになってくるでしょう。
今様のように先が読めない混沌とした情勢が広がりつつある中であっても、その時其の時に合わせた対応能力 適応能力を維持し続けられなければなりません。

これからの50年に向かって、より社会から必要とされる協会運営を目指し、社会貢献を大きな柱とした社団でありたいものです。
当然 今後の事業プログラムの中に個々の能力アップを重点とした研修等を充実させていくことが必要です。

ご存知の方も多くおられると思いますが、「ユーライズミーアップ」という曲があります。
トリノオリンピック フィギアスケートのゴールドメダリスト荒川静香さんがオリンピックエキシビションで採用し評判となりました。
テレビCMにも使われています。
ケルティックウーマンがカバーしたこの曲は、何故か強く訴えるものがあり、癒されます。アイルランド民謡のダニーボーイによく似た曲です。

曲の詩の内容は「あなたがいるから強くなれる。あなたがいるから前に進める」と言うような意味ですが、「あなたに巡り合えたから、あなたの会社を知ったから、私は一歩を踏み出せた」と顧客に言っていただけたら最高ですね。
和歌山県宅地建物取引業協会のこれから50年、「未来への道しるべ」を構築し、会員の皆様とともに、大いにライズアップしていきたいと思います。

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