自宅でできる応急処置

○ひきつけたとき
 発熱に伴うひきつけは、ひきつけは普通数分で治まりますので、あわてないこと。舌ををかまないようにと割り箸などを口の中に入れる人がいますが、出血や窒息の危険があります。何も入れずに様子を見、あとで状況をを医師に報告できるように注意深く見守ります。
 10分以上続くようなら救急受信をしてください。また初めての場合は、ひきつけの原因を診断するため必ず医療機関を受診してください。

のどに詰まったときの吐かせ方
@口の中に入っているものを指でかき出す。
A気道がふさがれて、呼吸が弱くなってきたときは、膝の上にうつぶせに抱き肩甲骨の間を4回ぐらいたたく。
 乳児の場合は、さかさにしてもよい。
Bとれない時は急いで外科か耳鼻咽喉科に行く。
C呼吸が止まっている場合は直ちに心肺蘇生術を行う。
激しい咳、顔色が悪い、息の仕方がおかしいなどの場合は、すぐ119番に連絡して救急受診してください。

やけどをしたときの応急処置
やけどをしたらすぐ流水で20分以上冷やす。水ぶくれを破らないようにガーゼでおおう。皮膚科や外科ですぐ診てもらう。
身体の部位別の冷やし方
 手・足:水道の水を出しっぱなしにして冷やす。
 頭・顔:冷水のシャワーをかける。
 耳・目:直接水をかけず、冷たいタオルをこまめに取り替えながら冷やす。
 全身:服のまま浴槽につける。

頭を打ったときの応急処置
  直後に大声で泣き、おう吐やけいれんがなければひとまず安心です。当日は入浴やおとなしくさせておきます。
 頭を強く打った場合は後で症状がでることがあるので、 2〜3日間くらいは子どもの様子に変わりないか観察します。
 出血:頭を打って出血したときは、血の量が多くて不安に思うかもしれません。落ち着いてタオルかガーゼで押さえ、病院へ連れて行きまし     ょう。
 コブ:冷たいタオルで冷やしましょう。
 こんな症状があれば直ちに119番
 機嫌が悪い。いつまでも泣きやまない。息の仕方がおかしい。うとうとする。ぐったりしている。顔色が悪い。けいれんする。
 吐く。耳や鼻から出血。

○ドアで指をはさんだとき
 腫れや痛みが弱く、自分で指を曲げられれば、冷やして動かさないようにして様子を見ましょう。
 はれや痛みの強いときは、骨折や腱が傷ついている危険があります。よく冷やして指を動かさないようにして医療機関(整形外科)を受診してください。

○救急医療情報システム(緊急受診をしたいとき、現時点で診療中の医療機関を教えてくれます。)

  電話番号 所在地
(財)和歌山県救急医療情報センター 073−426−1199 和歌山市吹上1−2−4

誤飲・誤食したときの応急処置 
誤飲したときの吐かせ方(吐かせてよいものかどうか必ず事前に確認を)
@コップ1−2杯の水を飲ませる。飲まないときは、鼻をつまんで口を開かせその間に飲ませる。
A大人の指を子どもの口に入れ、舌のつけ根を強く押して吐かせる。後ろ向きに抱いて、一方の手で胃の辺りを押してもよい。
 吐かせたら急いで病院へ行く。
こんな時吐かせないで
@誤飲したものがわからないとき。口の周りがただれているとき。よだれがたくさんでるとき。
A意識のないとき。けいれんしているとき。
日本中毒情報センター  (誤飲・誤食の対応などどうして良いか判断できないとき)
   大阪中毒110番(0990−50−2499) (Q2)24時間対応
   つくば中毒110番(0990−52−9899) (Q2)9〜17時、年末年始休)

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